石棺
せっかん異読 せきかん
名詞
標準
sarcophagus
文例 · 用例
筆が洗練され、枯淡になっていても、やはりどこか昔の虚子の「三つのもの」や「石棺」時代の名残のようなものが紙面の底から浮上がって来るように私には感ぜられるのである。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
死者を納れる石棺のおもてへ、淫らな戯れをしている人の姿や、牝羊と交合している牧羊神を彫りつけたりした希臘人の風習を。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
そこには長方形の石棺が置かれてある。
— 村山槐多 『殺人行者』 青空文庫
さてこの石棺は歴山大帝の遺骸を藏むといふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その墓舎はそれから三年間開かれなかったが、三年目の終りに一つの石棺を入れるために開かれた。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
石棺の露出せる處に、里見廣次の墓と題する石塔を訪ひ、總寧寺の境内を過ぎ、右に兵營、左に練兵場を見て、國府臺を下り、市川の村はづれより市川橋を渡り、小岩驛より汽車に乘りて歸ることとしけるが、日なほ高ければ、小利根川の右岸を下ること凡そ十町、善養寺一名小岩不動に立寄りて、星下松を仰ぎ、影向松を撫す。
— 大町桂月 『川魚料理』 青空文庫
傍に露出せる石棺は別にて、上古の制也。
— 大町桂月 『國府臺』 青空文庫
掘り出された一個の石棺が、かれらの前に置かれてある。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
ピラミッドの奥深くで発見された巨大な石棺には、細密な彫刻と謎めいた象形文字が刻まれていた。
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考古学者たちは、重い石棺の蓋を慎重に持ち上げ、数千年前の王の眠りを呼び覚ました。
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博物館の薄暗い展示室で石棺の前に立つと、古代の人々の死生観が肌で感じられるようだ。
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ウィキペディア
石棺 は、石材で造られた棺。
出典: 石棺 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0