色を失う
いろをうしなう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to turn pale
文例 · 用例
それで衣服でも器具でも室内のものはほとんど皆本来の色を失うてしまうから家庭用には用い難い。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
米も出来ず、果実も実らず、万事|尽く生色を失う事となる。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
」「そらそら、すぐ色を失うくせに、……嘘なもんですか。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
舍利が子を産むの、柘榴石が生長するの、黄玉が徐々に老いてその色を失うのということは、事実が有るにしてもそれは物理がそうさせるので生理の働きでは無いようである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
しかし長い間には徐々にその黄色を失う。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
黄玉は或る程度の率で徐々にその黄色を失うのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
ところが一日インドの道人遣って来り、その指環に嵌めた層瑪瑙の力で即座にかの女を蛇の変化と知ったというのは、この石変化の物に逢わばたちまち色を失うからだ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
しかしただ古い物ばかりが尊いとする人々の言を容れて、ひたすら品をよくとのみ勉め、ついにこの物語に流れている情熱を棄てたなら、かえって原文の特色を失うにも至ろう。
— 上田敏 『『新訳源氏物語』初版の序』 青空文庫
作例 · 標準
銀行の残高がゼロになっているのを見た瞬間、彼はその場にへたり込み、みるみるうちに色を失った。
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「……彼が亡くなったなんて、嘘だろ?」 友人の悲報に、彼女の顔からはさっと血の気が引き、完全に色を失った。
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犯人の銃口が自分に向けられた時、強気だった交渉役の男は恐怖のあまり色を失い、声も出せなくなった。
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