小脳
しょうのう
名詞頻度ランク #39269 · 青空 29 例
標準
cerebellum
文例 · 用例
石は、頭蓋骨を貫いて、小脳に這入っていた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
イエツ教授の娘のマーガレットはこういう実験のプランを可愛ゆいとき色の小脳の襞から揉み出して支度にかかった。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
大脳、小脳、延髄、松果腺なんどと、無量無辺に重なり合っている、奇妙キテレツな恰好をした細胞が、やはり、奇想天外式に変形した神経細胞の突起によって、全身三十兆の細胞の隅から隅までつながり合っている。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
僕のような浅い知識だけで、どうしてこんな化物みたいな小脳の判断が出来るもんか。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
しかし、一方小脳の作用が停止するのは、やや後であるために、その二つが力学的に作用し合って、無論わずかな間だけれども、全身に横波をうけたような動揺を起す――と云うのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
それから、今世紀二十年代の限定出版として有名な「生体解剖要綱」、ハルトマンの「|小脳疾患者の徴候学」等の部類に至るまで、まさに千五百冊に垂々とする医学史的な整列だった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
さらに後部のやや下面にあたるところを見ると、ここには他と異なって、細かい横皺の重なっている部分があるが、これだけを小脳と名づけ、先の部分を大脳と名づけて区別する。
— 丘浅次郎 『脳髄の進化』 青空文庫
小脳の働きについてはいまだことごとく知れぬ点もあるが、従来の実験によると、身体各部の運動を調和一致せしめて、ある一定の目的にかなわしめることである。
— 丘浅次郎 『脳髄の進化』 青空文庫
作例 · 標準
小脳は、体のバランスを保ったり複雑な動きを調整したりする役割を担っている。
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彼は小脳に障害を負い、歩行時にふらつきが出るようになってしまった。
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精密なピアノ演奏ができるのは、小脳による高度な運動制御のおかげだ。
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ウィキペディア
小脳 は、脊椎動物の脳の部位。ヒトの小脳は、脳を背側から見たときに大脳の尾側に位置し、外観がカリフラワー状をし、脳幹の後ろの方からコブのように張り出した構造である。重さは成人で120〜140グラムで、脳全体の容積の10%を占めるにすぎないが、大脳よりもはるかに多くの神経細胞(およそ1000億個以上)が存在する。
出典: 小脳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0