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川上

かわかみ
名詞頻度ランク #11170 · 青空 1497
1
標準
upper reaches of a river
文例 · 用例
そして夢遊病者のやうに立ちあがり、半ば馳足で川上にある旅館をたづねた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
その後、春になって、街道に青く角芽ぐむ柳の糸を見るたびに、大井川上流の深谷に秘められて、黙々と、皺だらけな、深刻な顔を、水に覗かせている老楊が……ああ、今もなお、鮮やかに眼に。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
かくの如きは、古くから日本の文学を裏付けてゐる無常観で、あまりに常套な、又あまりに感傷的な句ではあるが、しかも時の姿、流れの姿は、人の身の上ばかりでなく、川それ自身の栄華をすら、鼠色に暮れゆく川上の、遠山に沈む斜陽のうす黄色の中に、うすら寒い谷の影を、描き出されるやうになつた。
小島烏水 天竜川 青空文庫
川上の方へ「シャスタ」が、白い炎を爛々と光らして、汽車の窓から、大抵は右に見えるが、「左富士」のように、左に見えることもある、それほど川は、S字の環を繋ぎ合っている。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
だから、捲上の線は余分な土や岩石を掘り取らないように、四十五度以上にも峻嶮に、川上と川下とから穴の中に辷り込んでいた。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
川上の方は、掘鑿の岩石を捨てた高台になっていて、ただ捲上小屋があるに過ぎなかった。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
然し、彼が、痛いのは腰だ、と思っていたのに、川上の捲上線に伝って登り始めるのと、カッキリ同時に、その腰の痛みが上の方に上って来るのを覚えた。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
と、同時に川上の捲上の方を見た。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
作例 · 標準
澄んだ水と豊かな緑を求めて、私たちは川上かわかみ)へとハイキングに出かけた。
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川上に行けば行くほど、街の喧騒は遠ざかり、静寂に包まれる。
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この集落は、清流の川上に位置しており、自然に恵まれた場所だ。
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源流に近い川上は、まだ人の手がほとんど加えられていない、まさに秘境だ。
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