青洟
あおばな
名詞
標準
greenish nasal mucus
文例 · 用例
間もなく小学校ゆえ君枝を自身俥に乗せて河童路地へ連れて戻ると君枝は痩せて顔色がわるく、青洟で筒っぽうの袖をこちこちにして、陰気な娘だった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そうして五年が経ち、間もなく小学校ゆえ君枝を河童路地へ連れて戻ると、君枝は痩せて顔色がわるく、青洟で筒っぽうの袖をこちこちにして、陰気な娘だった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
大方まだ済ないンだろう、なぞと思いながら、うッかり覗いていたが、ふッと気が附くと、先刻から側で何処かの八ツばかりの男の児が、青洟を啜り啜り、不思議そうに私の面を瞻上げている。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
青洟ではなく、透明な粘液的なものであった。
— 坂口安吾 『小さな山羊の記録』 青空文庫
「どうかよろしく頼んます、村の為めならどんなこつてもさせますで」と親爺は懇ろに頭を下げて、青洟をたらした子供等にまで仲間入りを頼んだ。
— 下村千秋 『泥の雨』 青空文庫
善因善果、悪因悪果、早く絞首台へ追いあげられて、青洟をたらして往生しろ。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
五尺八寸のノッポで、顔は臼のようにでっかく、二十八歳で青洟を二本垂らそうという抜群さ。
— 駕籠の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
又八も青洟を垂らし、武蔵もまだ八ツか九ツ頃の悪戯ざかりの当時、村の桑畑や本位田家の台所などで、この老婆に、(童ッ)と一声呶鳴られると臍がもんどり打ったように、縮み上がって逃げたものである。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
法律による保護が市民を守る。
政治的な決定は社会に大きな影響を及ぼす。
民主的なプロセスが尊重される。
法規制により秩序が保たれている。