当薬
とうやく
名詞
標準
dried Swertia japonica (used as a traditional medicine)
文例 · 用例
青森の親元へ沙汰をする、手当薬療、息子の腰が立つと、手が切れた。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
河童の祭今夜は 河童のお祭だ獺ア 車に乗つて来らア泣く子は 河童に獲られるぞお祭ア 太鼓で押して来た泣く子に 当薬なめらせろ。
— 野口雨情 『十五夜お月さん』 青空文庫
草が短くなって小石交りの斜面に当薬竜胆、ネバリ芒蘭、岩爪草などがポツポツ見え出したと思ったら、直ぐ頂上に出た。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
当薬竜胆、岩栂、栂桜などが目先に寂しい花を綴って霧に揺れている。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
白山一華、高根菫、当薬竜胆などがうら淋しく咲いている。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
ことにウルップ草や当薬竜胆の盛んに岩間を埋めているのを見ると、さすが北の名山――白馬岳だという感が争えずに湧く。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
白馬では未だ蕾の固かった当薬が、ここでは美しくまたさびしげな花を開いていた。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
黄色な草穂はかがやく猫睛石、いちめんのうめばちそうの花びらはかすかな虹を含む乳色の蛋白石、とうやくの葉は碧玉、そのつぼみは紫水晶の美しいさきを持っていました。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は胃の調子が悪いとき、よく当薬を煎じて飲んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
当薬は苦いが、昔から民間薬として重宝されてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は当薬の独特の香りが苦手だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash