拳拳
けんけん
副詞
標準
respectfully
文例 · 用例
「回之為人也、択乎中庸、得一善、則拳拳服膺、而弗失之矣」というのがこれである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
象山はみづから題詞を以て、『拳拳の忠、閔察を得ず』と云つて居る。
— 齋藤茂吉 『愛國歌小觀』 青空文庫
――それも片足だけでけんけんをしつゝ一種踊る樣な恰好を身體につけながら。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
「男らしさ」への義理立てだけといつた風に振り上げられたその兒の弱々しい拳や、歪められた顏や、殊にけんけんで踊る樣にした恰好が何度となく眼に浮んで來た。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
それに私は、喧嘩を好まず、否、好まぬどころではない、往来で野獣の組打ちを放置し許容しているなどは、文明国の恥辱と信じているので、かの耳を聾せんばかりのけんけんごうごう、きゃんきゃんの犬の野蛮のわめき声には、殺してもなおあき足らない憤怒と憎悪を感じているのである。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
たちまち、けんけんごうごう、二匹は一つの手毬みたいになって、格闘した。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
雀子はちゆちゆとさへづり、子を思ふ焼野の雉子けんけんと夜も高音うつ。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
鳥の啼くこゑかおかおと啼くは鴉、ぴよぴよと啼くは雛鶏、雀子はちゆちゆとさへづり、子を思ふ焼野の雉子、けんけんと夜も高音うつ。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は師匠に対し、拳拳服膺の念を抱いていた。
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先輩からの教えを拳拳として受け止めた。
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「師匠の教えを拳拳として、精進いたします。」
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