堕ちる
おちる
動詞-一段動詞-自動詞頻度ランク #42708 · 青空 557 例
標準
to decline (of morals, character, etc.)
文例 · 用例
ようやく川を渉る、足袋底がこそばゆいから、草鞋を釈いて足袋を振うと、粗製のザラメ砂糖のような花崗の砂が、雫と共に堕ちる。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
そんなときふと邪慳な娼婦は心に浮かび、喬は堪らない自己|嫌厭に堕ちるのだった。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
たとえその罪によって、一度は地獄畜生の界に堕ちるにしても、わたしはあなたの為に紅焔のなかの青蓮華となり、あなたを無事に包みましょう。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
けれども堕ちるひとのことや又溺れながらその苦い鹹水を一心に呑みほさうとするひとたちのはなしを聞いても今のあなたにはたゞある愚かな人たちのあはれなはなし或は少しめづらしいことにだけ聞くでせう。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
こんなことを今あなたに云ったのはあなたが堕ちないためにでなく堕ちるために又泳ぎ切るためにです。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
屋根で鵝鳥が鳴く時は、波に攫われるのであろうと思い、板戸に馬の影がさせば、修羅道に堕ちるか、と驚きながらも、(屋根で鵝鳥の鳴き叫ぶ、 板戸に駒の影がさす。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
新内と商人と、ふたりの生活人に自信を与えた善根によっても、地獄に堕ちるうれいはない。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
人は愛や情熱の熾烈なときばかり、これに堕ちるとは限りません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to be ruined
作例 · 標準
例句