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煮える

にえる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to be boiled
文例 · 用例
しかしながら蕪村の場合は、侘びが生活の中から泌み出し、葱の煮える臭いのように、人里恋しい情緒の中に浸み出している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
藪入の夢や小豆の煮えるうち 藪入で休暇をもらった小僧が、田舎の実家へ帰り、久しぶりで両親に逢ったのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
そこには葱の煮える生活がある。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
そして葱の煮える生活!
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
藪入りの寝るや小豆の煮える中 という句を作り、さらに春風馬堤曲を作る蕪村は、他人の藪入りを歌うのでなく、いつも彼自身の「心の藪入り」を歌っているのだ。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
すなわち料理番が肉なり野菜なりを竈に仕かけて煮えるのを待っていると丁度よい時分には電気仕掛けのピアノが鳴り出す、その煮物に相応したような曲を奏するというのである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
昔の武士の中の変人達が酷暑の時候にドテラを着込んで火鉢を囲んで寒い寒いと云ったという話があるが、暑中に烈火の前に立って油の煮えるのを見るのは実は案外に爽快なものである。
寺田寅彦 さまよえるユダヤ人の手記より 青空文庫
……称名の中から、じりじりと脂肪の煮える響がして、腥いのが、むらむらと来た。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
作例 · 標準
根菜が柔らかく煮えるまで、弱火でじっくりと時間をかけて煮込む。
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「もうカボチャは煮えたかな?」と母が箸を突き刺して確かめた。
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鍋の中では、魚の身がふっくらと煮えて、美味しそうな色になっている。
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煮える(にえる) — 幻辞.com