早春
そうしゅん
副詞名詞頻度ランク #36451 · 青空 467 例
標準
early spring
文例 · 用例
ことしの早春に、私はこの甘酒屋で異様な男を見た。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
早春の淡紫に湿つた土の上で、独楽はチリチリヽヽといふ微かな音を立ててシンミリ廻つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
遺骨を拾う人と対照して、早春の淡い哀傷がある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
梅|遠近南すべく北すべく「遠近」という語によって、早春まだ浅く、冬の余寒が去らない日和を聯想させる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
莟みの集団の下から、房になった黄色い四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、茎は一皮下には、青い血が通っているのではないかと思われるほど透き通って、有らゆる春の緑の中で、最も練り抜かれた緑である、見つめていると、早春の名残といったような淡い哀愁に加えて、物の末期の惨酷を思わせる姿である。
— 小島烏水 『菜の花』 青空文庫
早春の蜜蜂 (尾崎一雄氏) 全篇清新な筆觸で書かれてゐる。
— 梶井基次郎 『『新潮』十月新人號小説評』 青空文庫
早春黒雲峡を乱れ飛び 技師ら亜炭の火に寄りぬげにもひとびと祟むるは 青き Gossan 銅の脈わが索むるはまことのことば雨の中なる真言なり 来々軒浙江の林光文は、 かゞやかにまなこ瞠き、そが弟子の足をゆびさし、 凛としてみじろぎもせず。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
峡野早春夜見来の川のくらくして、 斑雪しづかにけむりだつ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
作例 · 標準
早春の山には、まだ雪が残っていた。
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早春の息吹を感じさせる梅の花が咲き始めた。
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早春の北海道は、まだ厳しい寒さが続く。
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ウィキペディア曖昧さ回避
早春(そうしゅん)は、春の初めごろのことである。 早春 (1936年の映画) - ドイツ映画。ラインホルト・シュンツェル監督作品。 早春 (1956年の映画) - 日本映画。小津安二郎監督作品。 早春 (1970年の映画) - イギリス・西ドイツ合作映画。イエジー・スコリモフスキ監督作品。 芥川龍之介の短編小説。 藤沢周平の現代物の短編小説。 島谷ひとみの曲。アルバム『crossover』に収録。
出典: 早春 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0