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春先

はるさき
名詞副詞頻度ランク #20864 · 青空 239
1
標準
beginning of spring
文例 · 用例
春先の植物界はどんなに恐ろしく物狂わしいものであろう。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
ところで、この季節の風であるが、春先からかけて関東は随分吹く。
――何人か良案はないか?―― 風と裾 青空文庫
春先とはいえ、寒い寒い霙まじりの風が広い武蔵野を荒れに荒れて終夜、真っ闇な溝口の町の上をほえ狂った。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
春先からの徴候が非道くなり、自分はこの頃病的に不活溌な気持を持てあましていたのだった。
梶井基次郎 路上 青空文庫
春先などのぽかぽか暖かい日には、前日雨でもふって土のしめっているところへ日光が当たって、そこから白い湯げが立つことがよくあります。
寺田寅彦 茶わんの湯 青空文庫
それは春先する、おもしろそうな、笑うようなさざめきでもなく、夏のゆるやかなそよぎでもなく、永たらしい話し声でもなく、また末の秋のおどおどした、うそさぶそうなお饒舌りでもなかったが、ただようやく聞取れるか聞取れぬほどのしめやかな私語の声であった。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
父は仕事ができないし、怪我をしなくても、元来春先になると、頭が摺鉢をかぶったように鬱陶しくなるのが病気で、碧い天井の下にいさえすれば、せいせいするので、田舎へ帰りたくもあったが、本格的な百姓の仕事はできもしないのであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
村に来てから三年目のある春先のあたたかい日、ひなたでくしやみをしたとたんに、鳥右さんは、自分がこの頃は、正しい生き方を探さうとしてゐないことに気がつきました。
新美南吉 鳥右ヱ門諸国をめぐる 青空文庫
作例 · 標準
春先には、まだ朝晩の冷え込みが厳しい日もある。
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春先は花粉症の症状が出やすいので、外出時には注意が必要だ。
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春先から初夏にかけて、この地域では珍しい鳥が見られる。
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