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てき
名詞
1
標準
cutting
文例 · 用例
人の眼などといふものは、それを出して見れば、たかゞ小さな暗函だ。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
これには「旦那さま」が「彼」になつたので驚ろいてゐるといふやうな經濟鬪爭の最初のシヨツクにあふ少女を作者が捕へて來たことに、既に題材的な制限があるのであるが、それにしてもなほ、現實を抉することの不足、主觀を書き込むことの不足が、この作品にそのやうな印象を與へるやうになつたことは爭へないのである。
------------------------------------------------------- 『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評 青空文庫
しかし川柳の下等なものになると、表面上は機微な客観的真実の認識と描写があるようでも、句の背後からそれを出して誇張し見せびらかす作者の主観が濃厚に浮かび上がって見えるのをいかんともし難い、これは風雅の誠のせめ方が足りないで途中で止まっているためである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
ちゃんと打合せが出来ていたものと見え、すっかり着飾ったベッシェール夫人は芝居の揚幕の出かなんぞのように悠揚と壁にってある庭の小門を開けて現われた。
岡本かの子 巴里祭 青空文庫
陽性の人とは俗にいふマメ人、又は活溌な人であるが、此等の人に氣の散る習が付くと、恰も空中に飜る木の葉かなぞのやうに、ふら/\と右へ行つたり、左へ行つたり、書籍を開いたり閉ぢたり、急に筆を取つたり鉛筆を取つたり、手の爪をりかけると思ふと、半途で戸外へ出たりなんどする。
幸田露伴 努力論 青空文庫
蝋燭の火に氣の張弛が有ると云へば可笑しく聞えるが、少しく其の心をらずに、心の燼餘を其の儘にして置けば蝋燭の火の氣は弛んで、其の光は暗くなり、其の功は少くなる。
幸田露伴 努力論 青空文庫
見ずや、きみ、やかなの鋭き匕首をもって、骨を削り、肉を裂いて、人性の機微をき、十七文字で、大自然の深奥を衝こうという意気込の、先輩ならびに友人に対して済まぬ。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
体の皮を剥れた者、腹を裂かれた者、手を切られた者、足を切られた者、眼をられた者、舌を抜かれた者、それはもう人間の感情を持っていては、ふた眼と見ることのできないものばかりであった。
田中貢太郎 令狐生冥夢録 青空文庫
作例 · 標準
古文書には、り取られたような文字の跡が残されていた。
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細かな部分をる作業は、熟練の技術を要する。
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その彫刻は、木材の表面を丁寧にって作られていた。
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