躍り上がる
おどりあがる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to spring up
文例 · 用例
何よりも荒馬のいきり立って躍り上がる姿にはたとえるもののない「意気」の美しさが見られるのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
橋と正面に向き合う処に、くるくると渦を巻いて、坊主め、色も濃く赫と赤らんで見えるまで、躍り上がる勢いで、むくむく浮き上がった。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
ダッともろ手体当てに、雨戸を難なく押し破りながら、先頭に主水之介、つづいて京弥、あとから神官正守の順でいきなり広縁に躍り上がるや、ずいと先ず退屈男が静かに部屋の中へ押し入ると、悠揚莞爾としながら、さらに静かに浴びせかけました。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
背嚢の中の雑品や弾丸袋の弾丸がけたたましく躍り上がる。
— 田山花袋 『一兵卒』 青空文庫
おお此の魂である、天の日、太洋の浪、それと共に若やかに燃え上がり躍り上がるのは。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
紅は云う、赫としてここに躍り上がると。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
だから、非常にひよわなさかなのように思われているが、その実、鮎は俎上にのせて頭をはねても、ぽんぽん躍り上がるほど元気|溌剌たる魚だ。
— 北大路魯山人 『鮎の食い方』 青空文庫
上州|花隈の城主として、天狗飛切りの秘術を編み出し、当時|芳名香しいところの、戸沢山城守より伝授されたる小太刀潜入飛燕の術もて、岩に手を掛け枯木に縋りまたは空中を両手で煽ぎ、数十|丈の壁面を、目にも止まらず躍り上がる。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
例句