躍り込む
おどりこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to jump into
文例 · 用例
危険な瀬踏も承知の前である、真っ先に私がブリッジを駈け降りると、続いて庄亮、その他のロッペン団員がおなじく斜めの飛沫で濡鼠になりながら、パッパッパッと伝馬へ躍り込む。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
と哄と、皆が躍り込むと、店へ下り口を塞いで、尻をくるりと引捲って、真俯伏せに、土間へ腹を押ッつけて長くなってのたくッていたのが野郎で、蹴なぐって横へ刎ねた袷の裾なんざ、じりじり焦げていましたとさ。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
二十二「せめてその骨でも拾って、腕まもりでも拵えよう、」 とまっしぐらに立向った、火よりも赤き気競の血相、猛然として躍り込むと、戸外は風で吹き散ったれ、壁の残った内は籠って、颯と黒煙が引包む。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
それ等は海賊船にでも躍り込むように、ドカドカッと上ってくると、漁夫や水、火夫を取り囲んでしまった。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
」 彼等は再び水の中へ躍り込むと、「おゝ、深え/\!
— 牧野信一 『雪景色』 青空文庫
さて、自分の云う感覚と云う概念、即ち新感覚派の感覚的表徴とは、一言で云うと自然の外相を剥奪し、物自体に躍り込む主観の直感的触発物を云う。
— 感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 『新感覚論』 青空文庫
認識とは悟性と感性との綜合体なるは勿論であるが、その客体を認識する認識能力を構成した悟性と感性が、物自体へ躍り込む主観なるものの展発に際し、よりいずれが強く感覚触発としての力学的形式をとるかと云うことを考えるのが、新感覚の新なる基礎概念を説明するに重大なことである。
— 感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 『新感覚論』 青空文庫
続いて三人が躍り込む。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
作例 · 標準
例句