むさい
むさい異読 ムサイ・ムサい・むっさい
形容詞
標準
filthy
文例 · 用例
実験の方でも高価な既成の器械を買ってやるよりも、自分で考案した一見じじむさいように見える器械装置を使って、そうして必要なる程度での最良の効果を収めることに興味をもっていたように見える。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
そしてもしその際自分の本当の感じを押し隠したり偽ったりする事さえしなければ、だんだん眺めていればいるほど前にじじむさいと思ったところや不合理と感じた事は何でもなくなって、従来のいわゆる穏健な絵からは受ける事の出来ない新しい活気のある面白味や美しさが際限もなく出て来るだろう。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
仕上げの足りないという事やじじむさいという事は自分の要求するような意味の創作というものにはあるいはむしろ避くべからざる附き物ではないかと思う。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
それらの書物を通して見た老子は妙にじじむさいばかりか、何となく偽善者らしい勿体ぶった顔をしていて、どうも親しみを感ずる訳には行かないので、ついついおしまいまで通読する機会がなく、従って老子に関する概念さえなしにこの年月を過ごして来たのであった。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
」「……うらあもう東京イ行たらじゝむさい手織縞やこし着んぞ。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
「そんなにじゝむさい手織縞を着とるせにじゃ。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
とにかく、他に実務的な携帯品があったのでは、せっかくのステッキもただのじじむさい杖になってしまう。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
このフランス映画がなんとなく陰気でどこかじじむさい感じがするのに引きかえて一方のアメリカ映画「模倣の人生」はいかにも明るく新鮮である。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
作例 · 標準
「お前の部屋、相変わらずむさいな。少しは掃除しろよ」
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何日も風呂に入っていないようなむさい格好では、高級レストランには入れない。
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「そんなむさい顔してないで、たまには髭くらい剃りなさいよ」
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