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不潔

ふけつ
形容動詞名詞頻度ランク #26910 · 青空 791
1
標準
unclean
文例 · 用例
化物屋敷の一件以来、おそらくは『面白いの家』という言葉などが、一種の反語として家族中に流行し、すべての不潔の家、陰気な家などを指す代名詞になったであろう。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
何故といつて、あの温泉は、田舎の百姓が湯の隅で念仏を称へたり、不潔な女をひやかしたりするやうな、全然田舎風の空気をもつた浴場であつて、周囲の新鮮な自然と全く不調和であるからである。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
黒眼鏡をかけたスパイは、スパイとして使ひものにならないのと同樣に、所謂「詩人らしい」虚榮のヒステリズムは、文學の不潔な虱だとさへ思つてゐた。
太宰治 郷愁 青空文庫
暗くて、暑くて、不潔な、水夫室は、彼が「静か」になったにも拘らず、何かが、眼に見えない何かが、滅茶苦茶に暴れまくっていた。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
便所へ行くとそれが甚だしく不潔で顔中の神経を刺戟された。
寺田寅彦 電車と風呂 青空文庫
そして君がこの文壇――實は散文壇――に入り、その不潔な空氣に觸れしめたことが、運命的に腹立たしく呪はしいのだ。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
僕がもし君を許すならば、僕が「新しき欲情」の昔から敵として戰つてきた、一切の不潔感を許さなければならなくなる。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
そして自分の側に寢てゐるルンペンを見て、不潔な憎惡から身ぶるひする。
萩原朔太郎 酒に就いて 青空文庫
2
標準
indecent