無妻
むさい
名詞名詞-の形容詞
標準
having no wife
文例 · 用例
―――――――――――― 私は無妻で小倉へ往って、妻を連れて東京へ帰った。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
その人は不治の病を持っているので、生涯無妻で暮した人である。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
かかれば良縁の空からざること、蝶を捉へんとする蜘蛛の糸より繁しといへども、反顧だに為ずして、例の飄然忍びては酔の紛れの逸早き風流に慰み、内には無妻主義を主張して、人の諌などふつに用ゐざるなりけり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
人能く一切の所有物を棄て始めて手に入れ得、故にこの石を使う者は孤寒素貧かつ無妻という(一九一四年版チャプリカの『西伯利原住人』二〇〇頁)。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
金鎖を下げた乞食……三年も湯に入らぬ富豪……家の無い自動車持ち……妾の四五人も居る無妻主義者……愛国的の名目を持つ亡国運動者……社会主義的団体名を振りまわす成り金崇拝者なぞ、数え立てれば限りもない。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
忠通もその後無妻であったので、美しいが上にさかしい藻は主人の卿の寵愛を一身にあつめて、ことし十八の花の春をむかえた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
洋行|前氏がいつもに似ぬ激越な調子で、文士無妻論を唱へた事情を知つてゐるものは、氏の家庭にいつかはかうした運命が来るものと予察も出来てゐたのだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
総じて無妻主義というものは、思想上から起るのは稀であって、多くは生理的の欠陥とか、経済上の都合とかで起るものでありますから、鹿爪らしく説明するのは野暮なことであるかも知れません。
— 小酒井不木 『新案探偵法』 青空文庫
作例 · 標準
戦後の混乱期、無妻のまま孤独に生涯を閉じる男性も少なくなかった。
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彼は自由な独身生活を愛し、一生無妻で通すつもりだと公言している。
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無妻の寂しさを紛らわせるために、彼は保護犬を引き取って飼い始めた。
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標準
unmarried man
作例 · 標準
そのアパートは、工場で働く無妻の男たちの巣窟となっていた。
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無妻の身軽さを活かして、彼は世界中を旅して回っている。
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「無妻の私に子育てのアドバイスを求めるなんて、人選を間違っているよ」
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