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氷盤

ひょうばん
名詞
1
標準
floe
文例 · 用例
その中の数隊は極北の島々にそれぞれの観測所を設けて地磁気や気象の観測をしたり、あるいは火薬の爆発によって人工地震波を作りそれを地震計で観測した結果から氷盤の厚さを測定したり、あるいはまた近ごろ学界の問題になっている宇宙線に連関して空気の電離状態を研究したりすることになっている。
寺田寅彦 北氷洋の氷の割れる音 青空文庫
右の腰部からまっ黒な血がどくどく流れ出して氷盤の上を染める。
寺田寅彦 空想日録 青空文庫
いくら逃げても追い駆けて来る体内の敵をまくつもりで最後の奥の手を出してま近な二つの氷盤の間隙にもぐり込もうとするが、割れ目は彼女の肥大な体躯を容れるにはあまりに狭い。
寺田寅彦 空想日録 青空文庫
雪の原野は巨大な一枚の氷盤に化していた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
その早朝、彼らは氷盤となった固雪の上に立っていた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
此涼しき鈴の音が、わが肉體を貫いて、わが心を透して無限の幽境に赴くからは、身も魂も氷盤の如く清く、雪甌の如く冷かでなくてはならぬ。
夏目漱石 京に着ける夕 青空文庫
夏は氷盤に莓を盛って、旨き血を、クリームの白きなかに溶し込むところにある。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
この涼しき鈴の音が、わが肉体を貫いて、わが心を透して無限の幽境に赴くからは、身も魂も氷盤のごとく清く、雪甌のごとく冷かでなくてはならぬ。
夏目漱石 京に着ける夕 青空文庫
作例 · 標準
アザラシの親子が、海面に浮かぶ平らな氷盤の上で日光浴をしている。
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砕氷船が巨大な氷盤を割りながら、北極海を突き進んでいく。
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温暖化で氷盤が薄くなり、ホッキョクグマの狩場が失われつつある。
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