典雅
てんが
形容動詞
標準
refined
文例 · 用例
だから君の憧憬は、あらゆる場合に於て文明的なもの、優美なもの、禮節あるもの、典雅なもの、文明紳士的なものに向つて居た。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
今の君は、もはや何人の眼に於ても、森林から出てきた原人ではなく、却つて教養あり、禮節あり、そして典雅の趣味を愛する所の、一個品性高き風韻の好人物である。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
男も女も、皆上品で慎み深く、典雅でおっとりとした様子をしていた。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
往来は相変らず雑鬧して、静かに音もなく、典雅な人々が歩いていた。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
洒落た切子細工や典雅なロココ趣味の浮模樣を持つた琥珀色やひすい色の香水壜。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
3 現代作家の文章を考へてみても、ごく大まかな詞ではあるが、志賀直哉は驚くほど神經質に鋭く簡潔、菊池寛は無駄なく直截適確、谷崎潤一郎は莊重で力強く、佐藤春夫は典雅纎細、里見※は流麗精緻、――一一擧げたらきりがないが、さういふ特色は言ひ換へれば、作者の氣質持前の現れに外ならない。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
後者の文章に熱と力と劇しい情感の渦が感じられる時、前者のそれに味はれるものは美しさと典雅さと懷しい情緒の魅力である。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
洒落た切子細工や典雅なロココ趣味の浮模様を持った琥珀色や翡翠色の香水壜。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の立ち振る舞いは常に典雅で、周囲の人々に貴族のような印象を与える。
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平安時代の宮廷文化を象徴する、典雅な和歌の世界に魅了される。
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リフォームされた客室は、和と洋が融合した典雅な空間に仕上がっていた。
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