奈良朝
ならちょう
名詞
標準
Nara period (710-794)
文例 · 用例
したがって彼の句には、どこか奈良朝時代の万葉歌境と共通するものがある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
元来日本文化は、上古の奈良朝時代までは、海外雄飛の建国時代であったため、人心が自由で明るく、浪漫的の青春性に富んでいたのであるが、その後次第に鎖国的となり、人民の自由が束縛されたため、文学の情操も隠遁的、老境的となり、上古万葉の歌に見るような青春性をなくしてしまった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
したがって彼の詩境は、「俳句的」であるよりもむしろ「和歌的」であり、上古奈良朝時代の万葉集や、明治以来の新しい洋風の抒情詩などと、一脈共通するところがあるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
単にこの種の詩ばかりでなく、前に評釈した俳句の中にも、詩想上において西欧詩と類縁があり、明治の新体詩より遥かに近代的のものがあったのは、おそらく蕪村が万葉集を深く学んで、上古奈良朝時代の大陸的文化――それは唐を経てギリシアから伝来したものと言われてる――を、本質の精神上に捉えていたためであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
盆踊りのまだ行なわれている所があればそこにはどこかに奈良朝以前の民族の血が若い人たちのからだに流れているような気がしてしかたがない。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
また、奈良朝以前から見られる唐草模様は蕨手に巻曲した線を有するため、天平時代の唐花模様も大体曲線から成立しているため、「いき」とは甚だ縁遠いものである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
奈良朝以前を第一期とし、平安朝から室町時代までを第二期とし、江戸時代から現代までを第三期とする。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
二 第一期の音韻 第一期は奈良朝を下限とする各時代である。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
作例 · 標準
奈良朝の華やかな貴族文化は、正倉院の宝物を通じて今に伝えられている。
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律令制が確立された奈良朝、都の平城京は国際色豊かな都市として栄えた。
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奈良朝における宗教政策は、国家の安寧を願う鎮護国家の思想に基づいていた。
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標準
imperial court during Nara period
作例 · 標準
奈良朝の歌人たちは、自然の美しさや恋心を瑞々しい言葉で歌に詠んだ。
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遣唐使によってもたらされた唐風の文化は、奈良朝の服飾や生活様式に大きな影響を与えた。
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奈良朝時代の木造建築は、その精巧な技術で現代の建築家をも驚かせている。
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