物怪
もっけ異読 もけ
名詞-の形容詞形容動詞名詞多音語
標準
unexpected
文例 · 用例
これがためにこそ餓えたり、傷付いたれ、物怪ある山に迷うたれ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
なかなか家つきの幽霊、祟、物怪を済度しようなどという道徳思いも寄らず。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
「ますます不思議じゃ、どうしても、これは何かの物怪じゃ」「これは、早く払わないと、このうえ、どんな事があるかも判らない、困ったことになったものじゃ」「監物殿が、戸波の寺から、不動様を持って来たから、それからじゃ」「どうも不動様の祟りらしいぞ」 監物の耳にこうした噂も伝わってきた。
— 田中貢太郎 『不動像の行方』 青空文庫
その上どうしたのが男に気に入ると云うことは、不為合な目に逢った物怪の幸に、次第に分かって来ているのである。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
そうして唯驚いて、感心して、彼の事を怪物怪物と評判して、彼のためにチンドン屋たるべく利用されているようである。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
息子に恋慕している娘は、物怪の幸と思っている。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
動かしてみてもなよなよとして気を失っているふうであったから、若々しい弱い人であったから、何かの物怪にこうされているのであろうと思うと、源氏は歎息されるばかりであった。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
その様子に不審を抱く人もあって、物怪が憑いているのであろうとも言っていた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
もっけの幸いで、諦めていた電車の席が空いた。
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物怪なことに、彼はその難問をたちまち解いてしまった。
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物怪な出会いから、彼らの長い友情が始まった。
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