客人
きゃくじん
名詞頻度ランク #34697 · 青空 777 例
標準
caller
文例 · 用例
殊にこの特長の発達している私には食後の大儀なこと、客人の前の長時間などは、つくづくこの女子にのみ課せられた窮屈な風習に懲りて居ます。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
『春告鳥』は「主女に対する客人のいで立ち」を叙して「上着は媚茶の……縞の南部縮緬、羽織は唐桟の……ごまがら縞、……その外持物懐中もの、これに準じて意気なることと、知りたまふべし」といっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
嬉しきは月の夜の客人、つねは疎々しくなどある人の心安げに訪ひ寄たる、男にても嬉しきを、まして女の友にさる人あらば如何ばかり嬉しからん、みづから出るに難からば文にてもおこせかし、歌よみがましきは憎きものなれどかゝる夜の一言には身にしみて思ふ友とも成ぬべし。
— 樋口一葉 『月の夜』 青空文庫
嬉しきは月の夜の客人、つねは疎々しくなどある人の心安げに訪ひ寄たる。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
タキシードを着た富豪の下僕や雇人等は、乞食の客人を見て吃驚し、主人の制止も聞かないふりで、戸外へ掴み出さうとするのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
おい新太、お客人にお茶出しな」 「へえ」 「さてと……吉兵衛、儂の番だったな」 「へえ」 次郎長、児分に、 「茶は要らねえ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
斯うした場所は皆な恰好な賭場の開かれる地であつて、夫れと共に山の上には山の神を祭つた祠がある、此の山の神の祭日は即ち大賭場の開かれる日で、此日は地方近在の博徒の親分子分が皆な集まる許りで無い、素人即ち所謂「客人」が大金を馬につけて運んで来て、賭博を茲に試みるのを楽しみにして居た。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
私が二階で小説を書いて居ると、下のお店で朝からみんながわあわあ騒いでいて、佐吉さんは一際高い声で、「なにせ、二階の客人はすごいのだ。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
作例 · 標準
突然の訪問者、それは予想外の客人だった。
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「もしもし、どちら様ですか?」と、電話の向こうの相手に尋ねた。
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玄関でノックの音がし、ドアを開けると、そこにいたのは見知らぬ客人だった。
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「いらっしゃいませ!」「どうぞお入りください」と、店主は新しい客人に応対した。
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