聖者
せいじゃ異読 しょうじゃ
名詞頻度ランク #24560 · 青空 668 例
標準
saint
文例 · 用例
山賊仲間に聖者のゐたためしは先づないが、修道院の中には天使から悪魔までがずらりとゐる。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
いまにその贋聖者のつらの皮をひんむいてごらんにいれます。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
それからバロツク式の木の柱の立つてゐる、レクトリウムを通つて、その奥の方に行くと、段々暗くなつて、そこには煤けた聖者の像の前に点してある、小さい常燈明が、さも意味ありげに瞬をしてゐる。
— DIE FLUCHT 『駆落』 青空文庫
さうして彼は聖者のやうに眞裸かだつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
時には世に反く孤高の聖者の如く、時には荒み果てた心冷かな廢人の如く、北國の自然は常に彼と離れて立つてゐる。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
眞白い壁と薄樺色に塗られた木具とに、室の中は明るく柔かに沈んで、十字架の基督の像を挾んだ二人の聖者の像が正面の高壇にぢつと立つてゐた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
木村は細長い顔の、目じりの長く切れた、口の小さな男で、背たけは人並みに高く、やせてひょろりとした上につんつるてんの着物を着ていましたから、ずいぶんと見すぼらしいふうでしたけれども、私の目にはそれがなんとなくありがたくって、聖者のおもかげを見る気がしたのです。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
昔自分達が若かった頃のクリスチャンのように妙に聖者らしい気取りが見えなくて感じのいい人達のようである。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
作例 · 標準
あの聖者は多くの奇跡を起こし、人々を救ったと伝えられている。
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彼女は困っている人々を助ける現代の聖者のようだ。
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多くの信者が聖者の遺品を巡礼する。
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