籤
くじ異読 クジ
名詞頻度ランク #7857 · 青空 300 例
標準
lottery
文例 · 用例
詳しいことは忘れたが、何でも庄屋になる人と猟師(加八という名になっている)になる人の外に、狸や猪や熊や色々の動物になる人を籤引きできめる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
だから、ゆっくり構えて、まあ、好きなら麦とろでも食べて、運の籤の性質をよく見定めなさいというのさ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
しかし、彼女が彼女に出来なくて自分にさせようとしていることなぞは、彼女とて自分とて、またいかに運の籤のよきものを抽いた人間とて、現実では出来ない相談のものなのではあるまいか。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
それからまた「宇宙の形をしているから」とか「選挙のときの籤に使われる、従って寡頭政治を代表するものだから」ともある。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
今もお堂で御神籤を頂いたんですが、やっぱり凶と出たので……」と、女は苦労ありそうに細い眉を寄せた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
……がしかし……仕事のむずかしいのはここまでで、アトは何でもありません」「そんなものですかねえ」「その水雷の外側をランチのバスケットか何かに見えるように籠で包んで、籤取りできめた五、六人がボートに乗って、舟遊びみたいな恰好でズット沖に出てしまいます。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
その呪いの的になる人は時々変りはしたけれども、どういうものかおせいは貧乏籤をひいた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
御奥の老女は御神籤を下しに行く。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫