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敵性

てきせい
名詞
1
標準
hostile nature
文例 · 用例
オットー一世は英邁で、ドイツ王になるやスラブ、デーン、マジャル等の敵性諸民族を撃滅し、又西フランク(フランス)を征し、進んで羅馬法王の居ますイタリヤへ入り、法王を助けてその敵を降したりした。
国枝史郎 ローマ法王と外交 青空文庫
山内義雄氏の翻訳で、どっさりの人に愛読されていたものであったが、ドイツのナチズムとイタリーのファシズムの真似一点ばりだった当時の日本の政府は、敵性の文学であるという理由で、それから益々興味ふかくなる第八巻からあとの出版をさせなかった。
宮本百合子 生きつつある自意識 青空文庫
ところが駐屯して来た軍隊は、その学校の表門にかけてある看板が、生意気だ、今頃英学塾というような敵性語を教える看板を麗々しくかけておくのは国賊だと、その看板をはずして前の溝川へ投げ込んでしまった。
宮本百合子 結集 青空文庫
敵性の言葉という理由で中等学校の正課から、英語がとりのぞかれ、レコードは音盤とよばれ、イギリスやアメリカの音楽はレコードできいてもいけなかった。
――新しい国際性を求めて―― それらの国々でも 青空文庫
戦争中文部省は敵性語として外国語を初等中等学校の教育課目の中から削った。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
一、二年前に地方の女学校を出た娘は翻訳文学書をよむことは敵性文学であるから悪いことと信じこまされてきた。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
(夕食)        (朝食)莢豆と芋との煮付    味噌汁二杯南瓜の煮付       大根漬大根浅漬御飯もお茶もたっぷり  たっぷり犬二題□四国の犬で遍路に吠えたてるとは認識不足だ、犬の敵性
種田山頭火 四国遍路日記 青空文庫
蘇州河以南の租界に住んでる彼等の多くは、其処が未だ日本に対する敵性の濃い英米の勢力圏内であり、随って重慶政府と密接な繋りを持っているだけに、単に一身の安全を図るためにも、抗日救国を口にせざるを得ないのである。
豊島与志雄 上海の渋面 青空文庫
作例 · 標準
不当な拘束を受けている自国民を救うため、敵性国家への経済制裁を強化した。
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軍事施設周辺でカメラを回していた男は、敵性工作員として逮捕された。
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敵性の疑いがある船舶に対して、海上保安庁が立ち入り検査を行う。
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