敵愾心
てきがいしん
名詞
標準
hostility
文例 · 用例
その結果は却つて遺族の敵愾心を挑發し、子の正行をして「七度生れて尊氏の首を斬らん」と叫ばせたが、尊氏がもしそれを聞いたら、人生孤獨の感を深くし、一層寂しく暗然としたことだらう。
— 萩原朔太郎 『足利尊氏』 青空文庫
だが、そこには栗鼠の毛皮の外套をつけた、僕にたいする敵愾心を青ざめた顔面に浮べた女性が寝台の柱に凭掛っていた。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
敵愾心を感じたり、恐怖を感じたりするのは、むしろ戦闘をしていない時、戦闘が始る前である。
— 黒島傳治 『戦争について』 青空文庫
ところが、一度、日本人が彼等に殺されたのを目撃すると非常な敵愾心が湧き上って来る。
— 黒島傳治 『戦争について』 青空文庫
そういうことはよく分っているつもりだのに、日本人がやられたのを見ると、敵愾心が起って来るのをどうすることも出来ない。
— 黒島傳治 『戦争について』 青空文庫
更に、もう一つ指摘するならば、一九三〇年頃より「日米若し戦はゞ」とか「米国恐るゝに足らず」とか云った日米戦争未来記が市場に洪水している如く、日露戦争前にあっては、日露戦争未来記が簇出して、いやが上にも敵愾心をあおり立てゝいたことである。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
骨組のしっかりした男の表情には、憎悪と敵愾心が燃えていた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
そのうちに彼等の憎悪と敵愾心はつのってきた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言は、チーム内の敵愾心を不必要に煽る結果となった。
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長年のライバル関係は、互いに強い敵愾心を抱かせている。
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選手たちは、試合前の高揚感と同時に、相手チームへの敵愾心を燃やしていた。
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