思い巡らす
おもいめぐらす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to think over
文例 · 用例
くれぐれも憎い女は田川夫人だ……こういちずに思いめぐらすと葉子は船の中での屈辱を今さらにまざまざと心に浮かべた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
どこだろう、北へ北へといって氷のなかに出る※ はてなと、思いめぐらすが、見当もつかない。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
昨日、一昨日のことを思いめぐらすと、実に言葉にも尽くされないほどの辛労と艱難とを忍び、共に共に武家の奉公を耐え続けたということも、この日の来るのを待ち受けるためではなかったかと。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
振り返って旅中のことを思いめぐらす自然の言葉が、加わる疲れとともに、このように弱まって出たのであった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
ああ思いめぐらすものすべて感慨無量なり。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
一人の市民が勤め人として勤め先の機械性、非人間的仕くみに苦しみ、人間として自分の一生をしみじみと思いめぐらすとき、昨日までのわたしたちの文学は、その苦悶を限度として止らなければならなかった。
— 宮本百合子 『作家の経験』 青空文庫
彼らの云うところにむかって、さて、それは――と、あれこれ思いめぐらす足がかりがこちらには何一つないのであった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
そして思えば思うほどかけがえなき愛が自身に向けられていることを感じるとき、飢渇的な面に止っていることに満足されなくて、どうしたら、この愛が、よりひろい響きを発し、花開くかと思いめぐらすようになります。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
夜更けに、これからどう生きていくべきかをひとり思い巡らした。
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彼女が急に連絡を絶った理由を、あれこれと思い巡らした。
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子どもたちの将来のことを思い巡らしながら、庭の草をむしった。
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