考え巡らす
かんがえめぐらす
動詞
標準
文例 · 用例
そして、様々に考え巡らす内に、ふと一人物のことを思出した。
— 江戸川乱歩 『孤島の鬼』 青空文庫
けれども、と伸子は自分について考えめぐらすのだった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
半ば吸いさしの朝日を静に火鉢の灰にさして、一度に凡てのことを考えめぐらすような眼付をした。
— 豊島与志雄 『白血球』 青空文庫
長くて疲れるこのインゴルシュタットまでの旅は、そのあいだにこんなことやその他いろいろのことを考えめぐらすひまがたっぷりあった。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
左近はそう考えめぐらすだけで、なんとなく楽しい毎日をすごした。
— その十 冷笑鬼 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
今やこうして、いっさいのことが気のつく限りあらかじめ考えられ、成功の望みが少なくとももう全然ないわけでないということになったとき、ハンスはあれこれ考えめぐらすという重荷から解放されて、前よりも朗らかになり、はじめはKと、次にフリーダとも、しばらくのあいだ子供らしくしゃべっていた。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
彼は考えめぐらす隙がなかった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫