不意
ふい
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #14198 · 青空 6106 例
標準
sudden
文例 · 用例
夜の十一時、不意の自動車、薄暗い電氣、細長い五本の指、死後の生活の話、ふり亂した長髮、蒼ざめた病身の顏、影のやうに消えた後姿。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
」 父が不意にそんなことを私に言つた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
然るにその瞬間、不意に例の反対衝動が起って来る。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
」と罵る言葉が、不意に口をついて出て来るのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
白痴の主人公は、愛情の昂奮に駆られた時、不意に対手の頭を擲ろうとする衝動が起り、抑えることが出来ないで苦しむのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
今では多人数の会へ出ても、不意に人の頭をなぐったり、毒づいたりしようとするところの、衝動的な強迫観念に悩まされることが稀れになった。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
不意を打たれて芳は危く昏倒せんとして、僅に身を支へた、其處を、勝に乘じた群衆はなほ、執念強く、取り包んで、凡そ息のある限り、滅多無性に打ちすゑんとする、刹那の急。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
どうかするとこの影が小川へ飛込んで見えなくなったと思うと、不意に向うの岸の野菊の中から頭を出す。
— 寺田寅彦 『車』 青空文庫
作例 · 標準
角を曲がったところで不意に旧友と再会し、驚きのあまり声を上げた。
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不意の来客に慌てて部屋を片付け、お茶の準備に取り掛かった。
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階段を降りている最中、不意に足の力が抜けて転びそうになった。
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