古紙
こし
名詞頻度ランク #22754 · 青空 19 例
標準
used paper
文例 · 用例
女 (少し声を低く)ね、そこの反古紙にでも好いから、あなたの今迄の恋人の名前を書いてみない………?
— 中原中也 『夢』 青空文庫
あれだけおおぜいの専門的な研究家が集まってよくもあれほどまでに無意味な反古紙のようなものをこしらえ上げうるものだという気がする。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
質的に間違った仮定の上に量的には正しい考究をいくら積み上げても科学の進歩には反古紙しか貢献しないが、質的に新しいものの把握は量的に誤っていても科学の歩みに一大飛躍を与えるのである。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
見ると衣嚢から反古紙を出して、朝日に融けかけた路傍の草の葉の霜に濡れた靴の先を拭いてゐた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
聖書を把つて、屑籠の中より古布と古紙とを分つが如く、或は彼を取り、或は此を取り、而して我が取る所の者は、宇宙の大真理に適へりと妄信し、他の取る所の者は一理の存するなきが如くに誣ゆるもの誰ぞ。
— 北村透谷 『頑執妄排の弊』 青空文庫
そしてまた一片の古紙をも棄てなかったところから、莫大な大金を子孫に残し留めて、徳川氏初期数代を築き固める用とされたことに照らし合わせても、如何に惜福に努められかを知るべきである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
古歌などもよい作を選って、端書きも作者の名も書き抜いて置いて見るのがおもしろいのであるが、この人は古紙屋紙とか、檀紙とかの湿り気を含んで厚くなった物などへ、だれもの知っている新味などは微塵もないようなものの書き抜いてしまってあるのを、物思いのつのった時などには出して拡げていた。
— 蓬生 『源氏物語』 青空文庫
ある日倉地が例のように庭に出て土いじりに精を出している間に、葉子は悪事でも働くような心持ちで、つやにいいつけて反古紙を集めた箱を自分の部屋に持って来さして、いつか読みもしないで破ってしまった木村からの手紙を選り出そうとする自分を見いだしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
古紙を回収してリサイクルする活動に参加した。
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机の上には、読み終えた古紙が山積みになっている。
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古紙は、トイレットペーパーの原料になる。
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