教え子
おしえご
名詞頻度ランク #16131 · 青空 124 例
標準
one's student (esp. a former one)
文例 · 用例
」と私を呼びかけましたので私もちょっと驚きましたが、元来私の当時教師を勤めていた町はごく小さな城下ですから、私のほうでは自分の教え子のほかの人をあまり知らないでも、土地の者は都から来た年若い先生を大概知っているので、今この子供が私を呼びかけたも実は不思議はなかったのです。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
後でわかった事ですが、沢田先生は、小学校で生徒の受験勉強の事から、問題を起し、やめさせられ、それから、くらしが思うように行かず、昔の教え子の家を歴訪しては無理矢理、家庭教師みたいな形になりすまし、生活の方便にしていらっしゃったというような具合いなのでした。
— 太宰治 『千代女』 青空文庫
――梶鶴雄君は小生の教え子にて、学力優秀、品行方正にて家庭教師として最適の人物と愚考仕り候わば、宜しく御引見の上御採用下され度く願い上げ候……。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
明日子は夫が病気で寝ている時も家に出入する夫の教え子の学生たちと遊びまわっていたのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
この辺で、むかし松本訓導という優しい先生が、教え子を救おうとして、かえって自分が溺死なされた。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
「教え子」と題した、境遇自叙の一篇が、もう世に出ていた。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
わたしの教え子の千葉房枝がみずから果てて間もないのに、わたしがまた同じ運命を辿りましたなら、さぞかし世間の人々を驚かし、一つの謎を残すに相違ないと存じますから……。
— 佐左木俊郎 『錯覚の拷問室』 青空文庫
無着と教え子たちのその後の四十年を跡付けた、佐野眞一の『遠い山びこ』を読んだのは、四十代になってからでした。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
作例 · 標準
例句