嵯峨
さが
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #42238 · 青空 361 例
標準
precipitous
文例 · 用例
夏の部うは風に音なき麦を枕もと 嵯峨の田舎に、雅因を訪ねた時の句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その『弘仁式』は、嵯峨天皇の弘仁年間に出来たもので、今は亡びてしまいましたけれども、幸にその目録だけが遺っております。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
雲巌寺は開基五百余年の古寺で、境内に後嵯峨天皇の皇子仏国国師の墳墓がある。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
月ならぬ眞晝の緋葉を潛つて、仰げば同じ姿に、遠く高き峰の緋葉は蒼空を舞つて海に散る……を鹿なく此の山里と詠じけむ嵯峨のあたりの秋の頃――峰の嵐か松風か、尋ぬる人の琴の音か、覺束なく思ひ、駒を早めて行くほどに―― カーン、カーンと鉦の音が細く響く。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
護は世系が明らかでないが、其の子の扶、隆、繁と共に皆一字名であるところを見ると、嵯峨源氏でゞもあるらしく思はれる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
(嵯峨のやの「夢現境」をも参考あらん事を請ふ。
— 北村透谷 『他界に対する観念』 青空文庫
坪内雄藏君が春の屋おぼろで、矢崎鎭四郎君が嵯峨の屋おむろで、長谷川辰之助君も二葉亭四迷である。
— 森林太郎 『長谷川辰之助』 青空文庫
一人は越後から京都に乗出して、嵯峨野の片ほとりに豪奢な邸宅を構え、京、大阪の美人を漁りまわしていた金丸長者と呼ばれる半老人であった。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
作例 · 標準
嵯峨たる山道を登るのは、かなりの体力が必要だ。
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その断崖絶壁は、見る者を圧倒するほど嵯峨としてそびえ立っていた。
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彼の人生は、まるで嵯峨たる道のりのように困難に満ちていた。
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