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絶無

ぜつむ
形容動詞名詞
1
標準
nothing
文例 · 用例
(五) 外国語の国語への輸入が音韻に及ぼした影響としては、漢語の国語化によって、拗音や促音やパ行音や入声のtやン音のような、当時の国語には絶無ではなかったにしても、正常の音としては認められなかった音が加わり、またラ行音や濁音が語頭に立つようになった。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
このとき株主によって提唱された他の重大な欠損理由は不況のため高級品の販売絶無となる。
吉行エイスケ 新種族ノラ 青空文庫
通例の場合においてこれに関する新聞のいわゆる社会面記事はきわめて紋切り形の抽象的な記載であって、読者の官能的印象的な連想を刺激するような実感的表象はほとんど絶無であると言ってもいい。
寺田寅彦 ニュース映画と新聞記事 青空文庫
私の小説には、女の読者が絶無であったのだが、ことしの九月以来、或るひとりの女のひとから、毎日のように手紙をもらうようになった。
太宰治 青空文庫
私は、このごろは何事にも怺えて笑っている修業をしているのであるからいささかの乱暴も、絶無であったのであるが、その夜は、やってしまった。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
南堂伯爵未亡人の死と、私とを結び付けて考え得る者は、今逃がしてやった一匹のお女郎蜘蛛以外に絶無である。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
自分がかつて北海道の深林で時雨に逢ったことがある、これはまた人跡絶無の大森林であるからその趣はさらに深いが、その代り、武蔵野の時雨のさらに人なつかしく、私語くがごとき趣はない。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
社会的施設の知識についても、警察制度の発達や、交通機関の発達のため、追剥ぎ、辻斬り、水盃をして旅立ち等の悲惨事は絶無になりましたが、他方に失業問題や、階級闘争問題が起りまして、文化の余弊と言われております。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
作例 · 標準
「あれだけ慎重な彼がミスを犯す可能性は、まず絶無と言っていいだろう。」
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「この件に関して、外部に情報が漏れる心配は絶無ですのでご安心ください。」
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「過去のデータを見ても、このような現象が起きた事例は絶無である。」
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