福運
ふくうん
名詞
標準
happiness and good fortune
文例 · 用例
悲運な者にめぐつてくる時ならぬ福運、そんな事までがしきりに考へられた。
— 南部修太郎 『夢』 青空文庫
よくよく福運の無い家と見える。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
併し強ひて試に之を解して見れば、惜福者は人に愛好され信憑さるべきもので有つて、不惜福者は人に憎惡され危惧さるべきものであるから、惜福者が數※福運の來訪を受け、不惜福者が終に漸く福運の來訪を受けざるに至るも、自ら然るべき道理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
是の如き二の事例は實に瑣細の事であるが、萬事此の樣な道理が、暗々の中、冥々の間に行はれて、惜福者は數々福運の來訪を受け、不惜福者は漸く終に福運の來訪を受けざるに至るのであらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
併し惜福といふことが間接に大利益をなして、能く福を惜むものをして福運の來訪に接せしむるが如く、分福といふことも亦間接に其の福を分つところの人をして福運の來訪に接すること多からしむるのは世の實例の示して居ることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
惜福の工夫十分なる人が、福運の來訪を受くること多きは、實際の事實で有つて、遠く史上の古人に就て之を檢覈するを須ひず、近く吾人の目睹耳聞するところの今人に就て之を考査すれば、直に明瞭なることであるが、分福の工夫十分なる人が、好運の來訪を受くること多きも、亦明白なる事實である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
商業者としては、店員や使用人や關係者や取引者に對して、常に自己の福分を頒ち與ふるの覺悟と行爲とを有する時は、自然と此等の人々は、其主人の爲に福運の來り到らんことを望むのであるから、人望の歸するところは天意これに傾く道理で、其の人は必らず福運の來到を受くるに至るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
すると彼は、「人の福の為めに大骨ばかり折って、自分の為にはまず福運のある方じゃござんせんな」 と苦笑して、漸く耳朶のラヂオ体操の手を収めました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
新しい年が皆様にとって、福運に恵まれた素晴らしい一年になりますようお祈りします。
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真面目にコツコツと努力を重ねる姿を見て、神様が彼に福運を授けてくれたのだろう。
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福運を呼び込むために、玄関を綺麗に掃除し、明るい色の花を飾るようにしている。
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