世帯
せたい
名詞頻度ランク #3875 · 青空 1257 例
標準
household
文例 · 用例
その苦しい世帯を遣り繰りして、許された時間と経費の範囲内で研究するにしても、場合によってはまた色々意外な拘束の起ることが可能である。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
ハイカラ同志が結婚して急に世帯染みたという訳でもあるまいが、とにかくこの不思議な合金を航海の方に応用する事になった。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
江戸には近しい親戚も無し、自分もだんだんに年をとって来るもんですから、お亀も娘のそばに行った方が好いという料簡になって、世帯をたたんで一緒に遠いお国へ行きましたよ。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
お紺はよんどころなく商売をやめて、そこらを流れ渡っているうちに、吉原の或る女郎屋の妓夫と一緒になって、よし原の堤下の孔雀長屋に世帯を持つことになった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
で干潮の時は見るも哀で、宛然洪水のあとの如く、何時棄てた世帯道具やら、欠擂鉢が黒く沈んで、蓬のような水草は波の随意靡いて居る。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
されども尽くる時には尽き易き金銀にて、光りを磨きし餝屋とて日本の長者の名ありしものも、今は百貫目に足らぬ身代となり、是にては中々今までの格式を追ひ難しと急に分別極めて家財を親類に預け、有り金を持つて代々の住所を立退き、大阪の福島に坊主行義の世帯して北に見渡す野山の気色に自ら足れりとしける。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
此の夜縄をやるのは矢張り東京のものもやるが、世帯船というやつで、生活の道具を一切備えている、底の扁たい、後先もない様な、見苦しい小船に乗って居る余所の国のものがやるのが多い。
— 幸田露伴 『夜の隅田川』 青空文庫
また年二億円の損失は日本の世帯から見て非常に大きいとは言われないかもしれないが、それでも輸入超過年額の幾割かに当たり、国防費の何十プロセントにはなりうる。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
作例 · 標準
この地域では、平均的な世帯収入が全国平均を上回っている。
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新しい統計によると、世帯の平均人数は年々減少している。
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災害時の避難計画では、各世帯への連絡体制が重要となる。
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ウィキペディア
世帯 とは、ひとつの家族として、独立して生活を営んでいる人々の集まり。 「世帯」も「世帯主」も法律で定義されていない法律用語であるが、広辞苑は「世帯」を「住居および生計を共にする者の集団」という意味の法律用語であるとしている。 日本語辞書には、「世帯(せたい)」と「所帯(しょたい)」とが、各々の字義や読みや用例(使用法)の違いにも拘わらず、ほとんど同義語であるかのように説明されている場合があるが、そういう辞書の場合でさえ、「所帯(しょたい)」のほうにのみ、「一身に帯びるもの。官職。資産。身代。領土。」、「もっている財産や得ている地位。身代。」、「一戸を構えて、独立の生計を営むこと。」、「一戸を構えて、独立の生計を営むこと。またその生活。」、「住居および生計を一つにして営まれている生活体」というように、「世帯」より遙かに具体的で明確な説明をしている。逆に言えば、「世帯」は、「所帯」より広漠とした、辞書編纂者でさえ心許(こころもと)ない、定義しにくい言葉と言える。 ただし、国民健康保険税等の納税義務者および「家族手当」等の受給資格者という側面がある世帯主の法的定義に関しては、現行の住民基本台帳法(住民票、総務省管轄)の下でも「主として世帯の生計を維持する者」が必須の中心概念である事が判例により確定している。この住民基本台帳法下での世帯主の定義を厚生労働省も是認しており、保険局長通知で都道府県知事に通知している。
出典: 世帯 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0