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無風流

ぶふうりゅう
形容動詞名詞
1
標準
unrefined
文例 · 用例
」「あたし、桜を見ていると、蛙の卵の、あのかたまりを思い出して、――」家内は、無風流である。
太宰治 春昼 青空文庫
」「あたし、櫻を見てゐると、蛙の卵の、あのかたまりを思ひ出して、――」家内は、無風流である。
太宰治 春晝 青空文庫
試みに審美的のめがねをかなぐりすてて、一つの心理的なからくりの中の歯車や弾条を点検するような無風流な科学者の態度で古人の連句をのぞいてみたらどうであろうか。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
私は元來無風流極まる男なので此不意打にはほと/\閉口せざるを得ない。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
これも私の、無風流のせいであろうか。
太宰治 富士に就いて 青空文庫
その門内には梅でも咲いているのであろう、ところどころで鶯の声がきこえて、無風流の半七もときどきに足を止めた。
大森の鶏 半七捕物帳 青空文庫
伊藤は牙籌一方の人物で、眼に一丁字なく、かつて応挙の王昭君の幅を見て、「椿岳、これは八百屋お七か」と訊いたという奇抜な逸事を残したほどの無風流漢であった。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
「朧夜に影こそ見えね鳴く雁の……」無風流の俺には、下の句がつゞかぬ。
菊池寛 袈裟の良人 青空文庫
作例 · 標準
彼はせっかくの桜の下でも仕事の話ばかりで、本当に無風流な男だ。
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名月に背を向けて酒ばかり飲んでいるとは、なんとも無風流な振る舞いですね。
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彼女が丹精込めて生けた花をただの雑草と呼ぶなんて、無風流にもほどがある。
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