天魔
てんま
名詞
標準
demon of the sixth heaven in the realm of desire who tries to prevent people from doing good
文例 · 用例
けれど、彼方天魔鬼神を欺く海賊船ならば一度睨んだ船をば如何でか其儘に見遁すべき。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
天魔でなくて、若い女が、術をするわと、仰天したので、手を留めて済まなんだ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
天魔に魅いられたる者の如し。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
学頭 (所化等に)天魔波旬の誘惑に、方々は心を労すると見ゆるな。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
甘妙なる宗教の光明も暗憺たる黒雲に蔽はれて、天魔幕上に哄笑するかとぞ思はる。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
新聞では盛んに書き立てた……白昼の製鉄所構内で衆人環視の中に行われた、天魔の如く大胆なる殺人強盗……犯人は大地に消え込んだか……実見者又野末吉氏談……前代未聞の怪事件なぞと……殊に後頭部を粉砕されながらも勇敢に抵抗した西村会計部員の奇蹟的な気強さを、製鉄所長と医学博士の談話入りで賞讃した。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
それ等に直面して、その黒い瞳に凝視されたならば、如何なる天魔鬼神でも一縮みに縮み上ったであろう。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
天魔鬼神も倒退三千里に及ぶ奇談を到る処に捲起して行ったらしい。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
仏道修行の最大の敵は、人々を惑わす天魔であると言われている。
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彼は天魔の誘惑に打ち勝ち、悟りの境地に達した。
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天魔は、修行僧の心を乱すために様々な試練を与える。
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ウィキペディア
天魔(てんま)とは第六天魔王波旬 、すなわち仏道修行を妨げている悪魔のことである。天子魔(てんしま)・他化自在天(たけじざいてん)・第六天魔王(あるいは単に魔王)ともいう。また、天魔の配下の神霊(魔縁参照)のことを表す場合もある。
出典: 天魔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0