三業
さんぎょう
名詞
標準
the three entertainment district enterprises: eating houses, geisha houses, meeting places for assignations, etc.
文例 · 用例
三業純浄は何の修法にも通有の事である。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
其日お糸さんも三業組合の連中で私達のつい傍の桝へ来て居つた。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
しかし工場の在る処へ、ほとんど埋立地に等しい少しばかりの土地を、数年かかってそこを地盤としている有名な代議士の尽力で許可してもらい、かさかさした間に合わせの普請で、とにかく三業地の草分が出来たのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そんな銘酒屋のなかには、この創始時代の三業に加入したものもあり、空地のほとりにあった荷馬車屋の娘が俄作りの芸者になったりした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
多摩川に沿って近頃三業組合まで発達した東京近郊のF――町は見物人の中に脂粉の女も混って、一時祭りのような観を呈した。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
かくて四年前には、この尾根を背景にして田園のなかに寂しく時代から置き去られていた鷺町は、今は、煙突の林立と、絃歌の声と――いずこいかなる僻地でも既に工場と三業組合が出来たところに生活の単純性はございません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
…… いきなり曲角の看板に、三業組合と云うのが出ている。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
路地の両側の軒ごとに、一業二業、三業の軒燈が押合って、灯は入らないでも、カンカン帽子の素通りは四角八面に照らされる。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
作例 · 標準
かつて花街は、料亭、置屋、待合の三業が一体となって独特の文化を形成していた。
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祖父は若い頃、三業が軒を連ねる賑やかな街で夜な夜な遊んだと話していた。
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「この辺り、昔は三業で栄えた花街だったんだって。面影があるような、ないような…。」
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ウィキペディア曖昧さ回避
三業(さんごう) 身・口・意の三つで起こす「業」(ごう)のこと(仏教用語) →「三業 (仏教)」を参照。 三業(さんぎょう) 料亭・待合茶屋・芸者置屋の三業種の総称 →「花街」項を参照。三業から待合を除いたものを二業という。
出典: 三業 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0