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深手

ふかで
名詞
1
標準
severe wound
文例 · 用例
気違いのような女に襲われて、四郎兵衛は二カ所、お杉と義助は一ヵ所、いずれもその顔をさざえの殻に撃たれて、たとい深手でないにしても、流れる生血を鼻紙に染めることになったので、茶屋の女房は近所の薬屋へ血止めの薬を買いに行った。
岡本綺堂 恨みの蠑螺 青空文庫
相当の力戦で、糺は既に身に深手を負っていた。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
幸村は、三つの深手を負ったところへ、この鉄砲組の弾が左の首摺の間に中ったので、既に落馬せんとして、鞍の前輪に取付き差うつむくところを、忠直卿の家士西尾|仁右衛門が鎗で突いたので、幸村はドウと馬から落ちた。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
入懇の弥五兵衛に深手を負わせて、覚えず気が弛んでいたので、手錬の又七郎も少年の手にかかったのである。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
阿部一族は最初に弥五兵衛が切腹して、市太夫、五太夫、七之丞はとうとう皆深手に息が切れた。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
権右衛門は討入りのときのめいめいの働きをくわしく言上して、第一の功を単身で弥五兵衛に深手を負わせた隣家の柄本又七郎に譲った。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
権次は幸いに命を助かったが、左の足に深手を負ったのがもとで、とうとう跛足になってしまった。
岡本綺堂 番町皿屋敷 青空文庫
兵太夫は深手ながら息があったので、その始末を云い残して死にました。
青山の仇討 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
刀傷は想像以上に深く、侍は脇腹に深手を負ってその場に崩れ落ちた。
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最大手の取引先を失ったことは、わが社にとって致命的な深手となった。
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彼はプライドを激しく傷つけられ、心に深い深手を負ったまま部屋を飛び出した。
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