かすり傷
かすりきず
名詞
標準
scratch
文例 · 用例
へんなことには兵十の頬ぺたに、かすり傷がついています。
— 新美南吉 『ごん狐』 青空文庫
かすり傷ぐらい受けたて、その血が流れとるのを自分は知らんのやし、他人も亦それが見えんのも尤もや。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
さて、エビルはかすり傷だらけの身体に一糸もまとわず、髪の毛を剃られたサムソンの如くに悄然と、前を抑えながら家に戻った。
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
愛人無為一 樹の根に、踝を打ちつけて、青いあざを残したけれど、痛みはその時だけで、手の甲の傷も、ほんのかすり傷だった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
お辰は柳吉の方を向いて、蝶子は痲疹厄の他には風邪一つひかしたことはない、また身体のどこ探してもかすり傷一つないはず、それまでに育てる苦労は……言い出して泪の一つも出る始末に、柳吉は耳の痛い気がした。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
倒れるときちょっと頭をうったのは、それに興奮していたせいもあって脆くも意識を失ったのだが、かすり傷ひとつなかったのである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
大袈裟に倒れたわりにかすり傷ひとつなかったという点で、豹一はますますしょげて、情けない状態になっているのを、多鶴子はかつ安心し、かつおかしいと思った。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
そのいたましい変事の記憶がまだ世人の記憶に新しいのに、今度はまた新しい皇帝が皇后とスイッツルの湖畔をドライブしていたとき、不慮の事故を起こして、そのために若く美しいアストリード皇后陛下はその場で崩御され皇帝も負傷され、ただうしろの座席に乗っかっていた運転手だけが不思議にかすり傷一つ負わなかった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
作例 · 標準
「痛いよ〜!」と子供が泣き出したので見たら、膝に小さなかすり傷ができていた。
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バラのトゲで腕にできたのは、血も出ないようなかすり傷だった。
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「大丈夫、これくらいのかすり傷ならすぐに治るさ。」と彼は言った。
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標準
minor damage
作例 · 標準
転んでしまい、膝に軽いかすり傷ができた。
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自転車で壁にぶつかったが、幸いかすり傷で済んだ。
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このくらいのかすり傷なら、消毒して放っておけば治るだろう。
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