小品
しょうひん
名詞頻度ランク #24207 · 青空 351 例
標準
short piece (of music, writing)
文例 · 用例
少なくも自分だけの場合について考えると、ずっと後に『ホトトギス』に書いた小品文などは、この頃の日記や短文の延長に過ぎないと思われる。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
私が生れて初めて原稿料というものを貰って自分で自分に驚いたのは「団栗」という小品に対して高浜さんから送られた小為替であった。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
ずっと前の話であるが、『藪柑子集』中の「嵐」という小品の中に、港内に碇泊している船の帆柱に青い火が灯っているという意味のことを書いてあるのに対して、船舶の燈火に関する取締規則を詳しく調べた結果、本文のごとき場合は有り得ないという結論に達したから訂正したらいいだろうと云ってよこした人があった。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
この小品は気分本位の夢幻的なものであって、必ずしも現行の法令に準拠しなければならない種類のものでもないし、少なくも自分の主観の写生帳にはちゃんと青い燈火が檣頭にかかったように描かれているから仕方がないと思ったのである。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
「常山の花」と題する小品の中にある「相撲取草」とは邦語の学名で何に当るかという質問を受けて困ってしまって同郷の牧野富太郎博士の教えを乞うてはじめてそれが「メヒシバ」だということを知った。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
こうなると迂闊に小品文や随筆など書くのはつつしまなければならないという気がしたのであった。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
道端には處々に赤く立枯れになつた黍の畑が、暗い森を背景にして、さま/″\の手頃な小品を見せて居た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
尤もある画を見ると色彩については線法や構図に対するほどの苦心はしていないかと思われるのもないではないが、しかし簡単な花鳥の小品などを見ても一見何らの奇もないような配色の中に到底在来の南画家の考え及ばないと思われる創見的な点を発見する事が出来る。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
作例 · 標準
ピアノリサイタルの合間に披露されたショパンの小品は、短くも繊細で美しい旋律が観客の心に染み渡った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
文芸誌に寄稿したわずか数ページの小品ながら、作者の深い洞察力と豊かな表現力が凝縮されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
画家が旅の途中で描いた素描のような小品たちが、アトリエの壁一面にリズム良く飾られている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
small article
作例 · 標準
彼は書斎の引き出しに、学生時代に旅先で購入した古いコインや貝殻などの思い出の小品を大切に保管している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
アンティークショップの隅で見つけたその小品は、真鍮で作られた精巧な細工が施された小さな置時計だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
親しい友人への贈り物に添えるための可愛らしい小品を求めて、雑貨屋の棚を熱心に見て回った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview