哀れみ
あわれみ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #34893 · 青空 58 例
標準
pity
文例 · 用例
」 彼は、自分から癪に障るくらい哀れみを乞うような声を出してきいた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
これにはもちろん子を哀れみまた自分を哀れむ複雑な心理が伴なってはいるが、しかしともかくもそうした直接行動によって憤怒の緊張は緩和され、そうして自己を客観することのできるだけに余裕のある状態に移って行くのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
彼れは幾人もの男女が群盲のやうに手さぐりしながら彼れに近づくのに氣がつくと、何んとも云へぬ哀れみを覺えながらさう思つた。
— 有島武郎 『潮霧』 青空文庫
人に謝罪ったり、哀れみを乞うたりすることも、彼女の性格としては、とても我慢のならないことであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
有明の月に血を吐くほととぎすの悲歎を曾て見知らぬ私は寧ろキヤベツ畑の雨に啼く郭公を楽しいものに哀れみ、昔ながらの古い前栽の繁みに飛ぶ蛍よりも客待の人力車のかげに仄かに蒼白いお尻のパツチを光らす東京の蛍をこの上なく今の心に親しむ。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
曾はおそろしくて哀れみを乞うて泣いた。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
だが多くのものの例に漏れず、始めるのは易しいがやめるのは難しいとやがて気づき、長年のあいだ薬の奴隷となりつづけて、友人や親類から、恐れと哀れみの入り交じった目で見られるのだった。
— THE MAN WITH THE TWISTED LIP 『唇のねじれた男』 青空文庫
それを知らない君を哀れみながら、私は私の時間を使用するために君の妄想の小屋から出てゆくそして路をゆく私は右足と左足とをかはりがはり単純に繰り返しつつ――。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日哀れみについて考えている。
哀れみという言葉は日本語で重要だ。
彼は哀れみの意味を理解している。
この文には哀れみが含まれている。