折れ
おれ
名詞頻度ランク #9450 · 青空 167 例
標準
fold
文例 · 用例
人によつて色々異ることと思ひますが、私は詩に就いては自分に分るやうにだけは考へますが、それを人に分らせようとするや大変骨が折れます。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
街道を折れて、少し下り坂になる道をスタコラと歩いてゆくと、街道でしてゐた豆腐屋の喇叭の音は急に聞えなくなり、道の傍の、森の葉擦の音に私は淋しくなるのであつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
象徴と譬喩と、どうちがうか、それにさえきょとんとしている人がたまにはあるのだから、言うのに、ほんとに骨が折れる。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
所でその柄が折れてゐたら、ポンプは汲めぬ。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
――それはあんたには分るまいが、お父さんも骨の折れた人だつたし。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
そして手の指が一本折れてるのをみた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
恋がなけりやあ、指も折れないし、シャツもズボンも世の中になかつたらう……。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
オラーフが「すさまじい音をして折れ落ちたのは何か」と聞くと、エーナールが「王様、あなたの手からノルウェーが」と答えた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫