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折り目

おりめ
名詞
1
標準
fold
文例 · 用例
もうやめてくれよ」 といふのも構はず、それを開くと折り目のところに小さな歯のやうなものがころがつてゐた。
有島武郎 青空文庫
咲きかけの折り目のついた紅い蕾がそれらの頂辺にある。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
その襟巻を行儀よく二つ折りにした折り目に他方の端をさし込んだその端がしわ一つなくきちんとそろって結び文の端のように、おたいこ結びの帯の端のように斜めに胸の上に現われていた。
寺田寅彦 俳諧瑣談 青空文庫
ズボンの折り目の立っているのは」彼はちょっと足を前へ踏み出すように振って見た。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
松風が高い所から吹きおろしてきてすさまじい感じにももう一歩でなりそうな庭にもう折り目もなくなった青色の上着に白襲を下にしただけの服装に、見ばえのない綿を頭にかぶっている舞い手が出ているだけのことも、所がらかおもしろくて、命も延びるほどに観衆は思った。
初音 源氏物語 青空文庫
折り目正しい長めな紺の背広を着た検疫官はボートの舵座に立ち上がって、手欄から葉子と一緒に胸から上を乗り出した船長となお戯談を取りかわした。
有島武郎 或る女 青空文庫
こんな皺になりくさった」 といいながら、左のポッケットから折り目に煙草の粉がはさまってもみくちゃになった電報紙を取り出した。
有島武郎 或る女 青空文庫
ある時はそれが公使館の館員ででもあるかと思うような、礼装をしてみごとな馬車に乗った紳士である事もあり、ある時はズボンの折り目もつけないほどだらしのないふうをした人相のよくない男でもあった。
有島武郎 或る女 青空文庫
2
標準
manners