攻究
こうきゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
specialization (in a field of study)
文例 · 用例
奈良朝においては、以上八十七の音が区別され、当時の言語は、これらの諸音から成立っていたのであるが、それでは、これらの諸音の奈良朝における実際の発音はどんなであったかというに、これは到底直接に知ることは出来ないのであって、種々の方面から攻究した結果を綜合して推定するのほかない。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
だれの責任であるとか、ないとかいうあとの祭りのとがめ立てを開き直って子細らしくするよりももっともっとだいじなことは、今後いかにしてそういう災難を少なくするかを慎重に攻究することであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
たとへば純粹哲學を學得せんとするや、其の力を用ひる甚だ洪大ならざるを得ざるも、某哲學者を擇んで其の哲學を攻究せんとすれば、部面おのづからにして其の深きを致し易きが如き理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
美術史を攻むるを一生の事とすれば、其の深きを致さんこと甚だ易からざるも、一探幽、一雪舟、一北齋を攻究せんとすれば、質弱く分薄きものも、亦或は能く他人の遽に企及し易からざる深度の研究を爲し得べきやうの數理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
順境に立つて私が專門の學術を攻究することが出來たとしても到底私は間斷なく腦力を消耗して行かねばなりません。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
例えば純粋哲学を学ぶには甚大な能力を要するが、或る学者を選んでその哲学を攻究するとすれば、研究は自然とその深を為し易い理屈である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
尤も今日の科学はマダ研究が足りないから、罪人や不良少年に対する根本的精神療法もマダ十分に攻究されていないが、先ず一つの実験所を作るツモリで科学的手段を応用する感化院や監獄を設置し、あたかも病人に対する医者の態度で渠らの犯罪や悪癖に対する対症療法を研究するが社会政策上最も急務である。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
しかしこの問題もつまり物には必ず原因結果がなければならぬという因果律の要求より起るのであるから、この問題を考うる前に、先ず因果律の要求とは如何なる者であるかを攻究せねばならぬ。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年、哲学の分野を攻究し、独自の理論を確立した。
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科学者たちは、宇宙の起源を攻究するために、日々研究に励んでいる。
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その歴史家は、古代文明の謎を攻究することに生涯を捧げた。
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