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刀傷

かたなきず異読 とうしょう
名詞多音語
1
標準
sword wound
文例 · 用例
そうしてお酒を一本飲み、その次はビイル、それからまたお酒という具合いに、交る交る飲み、私はその豪放な飲みっぷりにおそれをなし、私だけは小さい盃でちびちび飲みながら、やがてそのひとの、「国を出る時や玉の肌、いまじゃ槍傷刀傷
太宰治 酒の追憶 青空文庫
襖の紙にも槍の痕と刀傷が残っていた。
旅絵師 半七捕物帳 青空文庫
しかも、うしろ袈裟に刀傷を二|太刀も見舞われて、――そして、その刀傷でもわかるように、くくされている不貞な妻女についてどろを吐かせてみると、下手人はいうまでもなく、すでに自身番預けの身となった身分ありげのあれなる老人の侍でありました。
なぞの八卦見 右門捕物帖 青空文庫
くっきりと白く広い額に、ありありと刻まれていたものは、三日月形の三寸あまりの刀傷なのです。
旗本退屈男 旗本退屈男 第一話 青空文庫
ふたりは刀傷だが、あとのふたりは血を一筋も出さずに伸びているというんですよ」「場所は?
開運女人地蔵 右門捕物帖 青空文庫
おやじの話した人相書きによると、その若い野郎は右ほおに刀傷があるといいましたからね。
生首の進物 右門捕物帖 青空文庫
槍傷でもなく、刀傷でもなく、俗にのど笛と称されている首筋の急所を大きくぐさりとえぐりとられて、さながらその傷口はざくろの実を思わするようなむごたらしさでした。
のろいのわら人形 右門捕物帖 青空文庫
――烱々とまなこを光らして、腰から胸へ、胸から首筋へ、そのどろの足跡と、あの疑問の槍傷でもない、突き傷でもない、刀傷でもない不思議なえぐり傷とを、見比べ見ながめ、じっと考えていたが、まことにこの慧眼、この断定こそは、われらが捕物名人むっつり右門にのみ許されるすばらしい眼のさえでした。
のろいのわら人形 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
寺の門に残された深い刀傷は、幕末の志士たちがここで斬り合った激動の歴史を伝えている。
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「うっ……この刀傷、放置しておくと破傷風の恐れがあるぞ。早く手当てを!」
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彼は腕に残る古い刀傷をさすりながら、かつての戦場での出来事を静かに語り始めた。
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