オレンジ色
オレンジいろ
名詞名詞-の形容詞
標準
orange (colour, color)
文例 · 用例
その角から不意に、まるでそこの横通りを吹き抜ける風にあおられた操人形のような足取りで、若い女がオレンジ色のジャケツを着て飛び出して来たのであった。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
その途端にオレンジ色の娘はクルリとお河童の頭だけを廻して井深君を見た。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
そのトワイライトの中を風に吹かれて、オレンジ色の大胆らしく大股に遠ざかって行くのを見守っている中に、井深君はどう云うものか、ふと後をつけてみたい誘惑に囚えられたのである。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
井深君は外套の襟を深く立て、ついていた蛇紋樹のステッキを小脇にかい込むやもう一町も先の方へ小さく薄れて行くオレンジ色のジャケツを追いかけ始めた。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
井深君は、みるみる雪のために、帽子もかぶらないお河童の頭とオレンジ色のジャケツが白く塗れて行くのを眺めているうちに、少々変な気持がし出した。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
だがさて着ているオレンジ色のジャケツは、銀座通りでひょっと見た時には随分花やかで立派だったのに、よく見るともうすっかり古びてしまって肩のあたりには大きな穴が三つもあいているのであった。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
娘のお河童頭とオレンジ色のジャケツとは忽ち真白になった。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
」「つまり、僕は自分の愚しい思い付きの嘘から、そのオレンジ色の娘に如何にして僕のふところの紙入を盗み取るかを教えてしまったからさ――」「なる程!
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
ウィキペディア
オレンジ色 は、果物のオレンジの実のような色である。可視光のスペクトル色の赤と黄色の間にある色。橙色(だいだいいろ)とも言う。暖かい印象を与える色で、暖色に分類される。
出典: オレンジ色 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0