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湯気

ゆげ
名詞頻度ランク #22135 · 青空 1289
1
標準
steam
文例 · 用例
偶に早く起きたせゐもあつてか、その朝を思ひ出すたび、叔母のお茶碗から立つてゐた湯気が白々と見えてくるのだ。
中原中也 引越し 青空文庫
ストーブの上の薬鑵の湯気をみ入つてゐる時、「電車の救助網にでもかゝつて、今怪我をして病院にゆくとすれば、S子が見舞に来るんだ……」つてな夢みたいなものを鼻の上で小踊りさせた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
そしてその石段道の一方からは、絶えず温泉くさい湯気が朦々と立ち登つて、如何にも温泉場らしい特異の感じがする。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
霊山の雲霧のごとく立昇る湯気の中に、玲瓏玉を溶かせるごとき霊泉の中に紅白の蓮華が一時に咲き満ちたような感じがしたのであった。
寺田寅彦 二つの正月 青空文庫
暖かい湯気が立上がる。
寺田寅彦 病院風景 青空文庫
流された残り湯が湯気となつて立ち、  昔ながらの真つ黒い武蔵野の夜です。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
もう山を浸していた霧も、気温のために、方々から湯気のように蒸騰して、砂の息蒸の匂いが何処からともなくする、二合五勺に辿り着いた頃には、近くは勾玉状に光れる山中湖と、その湖畔の村落と、遠くは函根足柄を越えて、大磯平塚の海岸、江の島まで見えた。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
別に変った作り方でもなかったが、炊き立ての麦飯の香ばしい湯気に神仙の土のような匂いのする自然薯は落ち付いたおいしさがあった。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
作例 · 標準
風呂場の鏡が湯気で曇って、何も見えなくなった。
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カップに入ったコーヒーから、温かい湯気が立ち上る。
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冬の寒い日、温かいおでんからはホカホカの湯気が立っていた。
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