示現
じげん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
manifestation (of a celestial being)
文例 · 用例
おでこは心の広さを現わし、小さく格好よく引きしまった鼻はインテリジェンスとデリカシーの表象であり、下がった目じりは慈愛と温情の示現である、という場合もあるであろう。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
だから象徴とは、魂――若しそんな抽象的な言葉が假りに許されるなら――が自己を示現せんとする悶えである。
— 有島武郎 『詩への逸脱』 青空文庫
静一人舞いたりとても、竜神|示現あるべきか。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
――八大竜王鳴渡りて、稲妻ひらめきしに、諸人目を驚かし、三日の洪水を流し、国土安穏なりければ、さてこそ静の舞に示現ありけるとて、日本一と宣旨を給りけると、承り候。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
生々死々、去々来々、そのなかから、或はそのなかへ、仏が示現したまうのである。
— 種田山頭火 『独慎〔扉の言葉〕』 青空文庫
文字の示現通り単なる冥想や思索でなくつて、場合が許すならば、何時でも実行的に変化するのみならず、時としては侵略的にさへなりかねない程毒々しいものである。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
そして、事業の樺太も、千代子のとは別種だが、性質は同じやうな熱心と專念とに浮んだ自己その物の示現だらうと考へて、かの女には内證で、今年はまだあちらにゐるのだらうと思ふいとこの重吉に、直ぐ歸れといふ電報を出した。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
斯る世に芸術の神とも仰ぐ可き能楽家只圓翁が茶道に接すれば自然に紛々たる技巧の堕気を破つて卓然その神をこの茶杓の形に示現せしめしものと存候。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
信心深いその男の夢に、ついに神仏が姿を変えて示現したという。
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伝説によれば、この地の守護神が白鹿の姿を借りて示現したのが神社の始まりだ。
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人智を超えた大いなる力が、奇跡という形でこの世に示現した瞬間だった。
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