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潤色

じゅんしょく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
rhetorical flourishes
文例 · 用例
之を小説風に潤色して、更に読者の前に提供するのは、即ち足下の役目である。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
これに何かの潤色を加へたならば、もう少し面白い探偵物語に作り上げることが出来るかも知れない。
岡本綺堂 赤膏薬 青空文庫
なおまた、作中第七節、朗読劇の台本は、クリスチナ・ロセチの「時と亡霊」を、作者が少しあくどく潤色してつくり上げた。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
寧ろ或る者は、S中尉の卒直な、飾りつ氣のない物語を聞いて、若しさうだつたとすれば、少くとも自分が自らの戀物語に對して加へた、故意の潤色や、或は假構の美化を内心恥ぢたいやうな氣がしたかも知れません。
南部修太郎 S中尉の話 青空文庫
それから葛岡は、わたくしを穏かに眠らせるつもりらしく、その園芸学校時代に実習した染色剤を使って菖蒲やカーネーションや朝顔を色変りにさせる法や、枯れかゝった松の根元に穴を掘って酒を飲ませて治療する法などを、お伽話のように無邪気で面白く潤色してゆっくりゆっくり喋りました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
美津田氏は質直不文の人なれど、假名付の小説を能く讀みたり、其談話は一に記臆より出し故に、誤謬も多少有るべきと同時に、虚構潤色を加る事無しと知らる。
南方熊楠 秘魯國に漂著せる日本人 青空文庫
「事件はちょいと面白いのですが、わたくし共の捕物の方から云えば、たいして面倒な事もありませんでした」「これに幾らかの潤色を加えると、まったく面白い小説になりそうですね」と、私は云った。
地蔵は踊る 半七捕物帳 青空文庫
事実に潤色を加えて結婚をさせてもよいとは大臣の心にも思われたのであるが、やはり残念な気持ちが勝って、ともかくも相当な官歴ができたころ、娘への愛の深さ浅さをも見て、許すにしても形式を整えた結婚をさせたい、厳重に監督しても、そこが男の家でもある所に置いては、若いどうしは放縦なことをするに違いない。
乙女 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
彼の武勇伝は、語られるたびに派手な潤色が加えられていったようだ。
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歴史小説はある程度の潤色が不可欠だが、事実に反しすぎると違和感がある。
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自分の失敗談を面白おかしく伝えるために、ついつい潤色して話してしまった。
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